家づくりやリフォームを進める中で、
「確認申請って、出さなくてもいいの?」
「申請しなかったら、耐震性能はどうなるの?」
そんな声をよくいただきます。
実は、一定の条件を満たせば、建築確認申請が不要な場合もあります。
(例:木造2階建て・延べ床面積100㎡以下・防火地域外など)
そして――
確認申請を出さなくても、耐震等級3相当の強い構造をつくることは可能です。
耐震等級3とは、住宅性能表示制度で定められた最も高い耐震グレードです。
消防署や警察署などと同等の耐震性を目安にした、しっかりとした構造設計が求められます。
一般的には、構造計算や申請を通してこの等級を「認定」してもらいますが、
実は、認定を受けなくても、設計・施工によって同等の構造性能を実現することは可能です。
たとえば…
地震力に対して必要な壁を、基準の1.5倍程度に設計
壁の配置バランスを整え、ねじれや偏りを防止
柱・梁の接合部に金物補強をしっかり行う
床の剛性を高めて、横揺れの分散性能をアップ
など、設計段階から「耐震等級3相当の強さ」を意識することで、申請なしでも安心できる家づくりが可能になります。
メリット
✅ 構造計算や申請にかかる時間と費用を抑えられる
✅ 柔軟な設計・施工の調整が可能
✅ 小規模住宅やリフォームに向いている
注意点
⚠ 建築士や大工など、構造に詳しいパートナーとの連携が不可欠
⚠ 見えない部分(耐力壁・基礎・金物など)こそ、丁寧な施工が必要
⚠ 地域によっては申請が必要なケースもあるため、事前確認が大切
「確認申請は不要だけど、地震に強い家を建てたい」
そんな声に応えるため、私たちは以下のようなご提案を行っています:
耐震等級3相当の自主設計アドバイス
現場を知る大工目線での施工チェック
オンライン相談による事前のプラン確認
既存住宅の簡易耐震診断(10,000円・オンライン相談付き)
一級建築士としての設計力と、
棟梁としての経験の両方を活かしながら、
「安心できる家づくり」を身近な選択肢としてご提案しています。
「確認申請をしなくても大丈夫かな?」
「うちの間取りでも耐震等級3相当は目指せるの?」
そんな疑問がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
家づくりの不安を、ひとつずつ整理していくお手伝いをいたします。